安全な農作物 ブランドに 「おやべてまひま協議会」設立
■木くずやふん 土に活用
新たな食文化の創造を目指し、小矢部市内の企業・個人ら有志が「おやべてまひま協議会」を設立した。地域から出た木くずや動物のふんなど有機物資源を畑の土づくりに活用し、化学肥料になるべく頼らず野菜や果物を栽培する。安心安全の農産物としてブランド化を進めるとともに、レシピ開発にも取り組み、「食」と「農」を結びつけた活動を展開したい考えだ。
おやべてまひま協議会は農家や養鶏業者、産廃業者など13会員で構成し、事務局は同市内御堂に置く。地元の小矢部園芸高校も参加し、技術面と人材面で連携を図る。
土づくりに用いる肥料は会員の堆肥製造会社が提供する。間伐材や牛ふん、鶏ふんを混ぜた独自製法の堆肥はミネラルを豊富に含み、畑の地力(収穫を生む土壌の能力)を高める効果を持つという。ことし夏には同市内御堂に広さ450平方メートルの農場を整備。ナスやキュウリ、白菜、キャベツなどを試験栽培し、出来栄えを確認した。
本格的な活動は来年からで、第1弾として春にブルーベリーとカシスの苗木を植える。いずれも市内で栽培する農家は少なく、特産化に適していると判断した。販売は予定しておらず、独自の土づくりから得た栽培データを分析し、環境に優しい高品質な農産物の生産・普及に努める。レシピも作り、将来的にはレストランメニューへの活用を目指す。
同協議会事務局は「手間と時間をかけて付加価値の高いものを作り、新しい小矢部ブランドを生み出したい」と話している。
19日に同市中央町の料理店で発会式があり、定款や事業計画を承認し、会長に中西正史市議を選んだ。


